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沖縄テクノ株式会社

ウオータージェット工法

ウオータージェット工法とは

ウォータージェットは、超高圧水発生装置(最高吐出圧力250MPa・3,900kg/c㎡)で加圧した水を小口径のノズルから噴出(最大吐出力45L/分)させる破壊力・衝撃力で、破壊・分離・除去など様々な施工を行います。
ウォータージェット工法では破壊・剥離・分離・除去・洗浄・切断などを自在にコントロールでき、同時に被加工物から分離・除去された物質を速やかに取り除くことが可能なので、その後の加工がやりやすいなどの利点があります。
また低騒音・低振動で作業員にも近隣の方々の環境にも配慮し、粉塵(アスベスト・PCB・鉛 等)公害もない上、従来の工法に比べ施工時間の短縮が可能な工法です。

低振動なので作業時間の制限がありません。そして、ウォータージェットではくりを行った場合、アクセルローターでは50〜100m²/日、ウォーターガンでは25〜100m²/日で作業ができ、施工時間の短縮が可能です。

また、ウォータージェットは水の圧力と流量を調整することで、様々な対象物の洗浄・はつり・削孔・切断など多岐にわたる施工を行うことができます。

超高圧水発生装置で加圧した水が小口径のノズルから高速の水噴流として噴出される。

超高圧水発生装置で加圧した水が小口径のノズルから高速の水噴流として噴出される。

鉄筋下の塗膜除去

鉄筋下の塗膜除去

ウオータージェット工法はこんな工事に有効です。
はつり・剥離工事

ウォータージェット工事は、打撃破壊とは異なり高圧水の噴射による施工のため、構造物への影響を最小限に抑えた作業が可能です。適切な圧力と流量の設定調整で、鉄筋など損傷したくないものはそのままで、アスファルトやコンクリート構造物などの劣化部分だけをピンポイントに除去することもできます。
人力では難しい鉄筋背面のコンクリート除去も可能な上に、除去面が洗浄されるのでコンクリート粉が残ったり、除去不足があったりせず、塩化物イオンなどの劣化要因や鉄筋に生じた錆の除去まで行い、耐久性を高めます。
〈特徴〉
❶対象物にヒビ割れ・変形・ひずみ等を発生させない
❷粉塵の発生がない
❸騒音や振動もほぼない

ゆえに、近隣住民環境や作業員にも配慮した施工となります。

【従来工法】

【従来工法】すごい振動や衝撃により、既設コンクリートにマイクロクラックが発生し、刃先が入りにくい所に除去不足が残る。また、はつり面にコンクリート粉が残るため付着が悪い。

【ウォータージェット工法】

【ウォータージェット工法】既設コンクリートにマイクロクラックの発生がほとんどなく、超高圧水が確実に劣化部・脆弱部を取り除くため、除去不足がない上に同時に洗浄するので、付着性が高い。

表面処理・チッピング工事

コンクリートを打ち足すときに新旧のコンクリートの密着強度を高くするために、表面をザラザラにするチッピング(目荒し)下地処理。
ウォータージェット工法では、コンクリートの劣化部分のみを除去すると同時にチッピング面が洗浄され、小さな凹凸で均等に仕上がるので表面が平らになり、その後の作業がやりやすいという利点があり、新旧のコンクリート同士が一体化し密着密度が格段に高くなります。
また、圧力と流量の設定を調節し表面を軽く目荒らしすることも可能なので、例えば滑りやすいコンクリートの床面を軽く目荒しすることで滑りづらい床面にすることなども可能です。
【適用例】
*コンクリート構造物の補修・補強*コンクリート床版の補修・補強*コンクリート片はく落防止対策*タイル張り下地処理

水噴流が対象面に衝突した時に生ずる圧力

水噴流が対象面に衝突した時に生ずる圧力(衝突圧)と力(衝突力)および水くさび作用により対象物を破壊する。

【水くさび作用】

【水くさび作用】
高速の水噴流が対象物(コンクリートの空除部)へ侵入し、「水くさび作用」が発生。

滑りやすいコンクリート床面の目荒らし施工

滑りやすいコンクリート床面の目荒らし施工

コンクリート成形

コンクリート床・壁の開口(箱抜き)、コンクリート構造物の部分除去(はつり)などを行います。
円形の材料にも平形の材料にも対応可能で、鉄筋を傷つけることなくコンクリートだけを除去するという細密な作業も可能です。
加圧された「水流の当たった部分を吹き飛ばす」ことを利用して加工・切断するので、熱の蓄積がないため、熱変化や冶金学的な変化がなく、火気厳禁な場所での作業も可能です。
かえり・スラグ・ゆがみなどが発生せずきれいに切断できること、最小限の切断ロスできれいな切断面が得られること、粉塵・騒音・熱の発生が低減され環境面や施工面で優位なこと、異なる素材を一体化した複合材を同時に切断でき金属・複合素材・コンクリートなど硬い材料をきれいに切断できることなどが特徴です。
【適用例】
*コンクリート構造物の開口(壁・床など)*コンクリート構造物の箱抜き*コンクリート構造物の部分撤去*橋梁のジョイント補修*橋梁の連続一体化補強*橋梁の耐震補強(橋脚の削孔)

アスベスト除去

アスベストを含む仕上塗材の除去については、粉塵が出ないのでアスベストが飛散しにくく、凹部も曲面も施工できます。
コンクリート構造物や金属製構造物の健全な下地は傷めず、表面塗膜や異物・付着物だけを除去できるのはもちろん、アスベストが含まれる塗材剥離工事のウォータージェット排水の回収・ろ過にはアスベスト排水用のECOクリーンを用い、水処理を行います。

ecoクリーン
塗膜・異物除去

ウォータージェット工法では、コンクリート構造物や金属製構造物の健全な下地は傷めず、表面塗膜や異物・付着物だけを除去できます。
【適用例】
*金属製構造物の表面塗膜の剥離*塗料・塗膜の除去*建造物壁面の吹付リシン・吹付タイルの除去*樹脂系塗膜除去

塗膜・異物除去
洗浄処理

製品や建造物の汚れ・切り屑の除去を洗浄処理します。⽔流の圧⼒を調整することで、鉄やアルミなどの⾦属からコンクリート・タイル・⽯材まで様々な材質に対応可能です。対象物を傷めずに、⾼所や狭所など⼿作業が困難な箇所でも洗浄できます。
【適用例】
*建造物の美観回復*落書き消し*表⾯に付着した油分、スケールなどの除去*景観系舗装の骨材洗い出し*トンネルなどの明色化*鉄・ステンレス等の加⼯部品の⽳に発⽣するバリ除去*硬化処理後における酸化スケール除去

アスファルト白線消し

高圧水の噴射によって舗装面の塗膜(区画線・白線など)のみを剥離するウォータージェットでの施工。排水性舗装の凸凹面など、舗装面のダメージを最小限に抑える上に、排水機能を保持することができます。
また作業後の清掃作業が不要なため、少人数での作業が可能で、従来の機械式切削工法に比べると格段の作業効率が図れます。
【適用例】
*道路の白線などの塗料の除去*アスファルト舗装の駐車場の塗料除去

アスファルト白線消し
白線イメージ
ウォータージェット工法の詳細
5つの特徴
低振動・低騒音
低振動・低騒音
振動が少なく、構造物や対象物への衝撃による影響が少なく、低騒音
安全性の高さ
安全性の高さ
無火気なので、引火性の高い場所や物を扱う場合に安全性も高い
状態維持に特化
状態維持に特化
構造物に合わせて出力を柔軟に調整できるので、影響が最小限
ピンポイント施工
ピンポイント施工
圧力と流量の調整により部分破壊・部分除去などピンポイントに施工可能
現場がクリーン
現場がクリーン
同時吸引方式で有害物質(アスベスト等)が飛散しないので、地球環境に優しい
【コンクリート表面処理の機器配置例】
ハイロータリーガン
効率の良い洗浄はくり作業が行えるウォータージェットガン!ハイロータリーガン
ノズルヘッドを高速回転させながら超高圧水を噴射し、効率良く洗浄、はくり作業を行うためのウォータジェットガン。安全な洗浄作業を行うため、 セーフティセレクタと組合せて使用します。
【用途例】
  • *ビル外壁面
  • *舗装道路
  • *劣化コンクリートのチッピング
  • *石材表面の目荒し
  • *塗膜、ライニングのはくり
  • *コーティングの下地処理
  • *錆除去
  • *各種スケール等の除去 など
アクアセルロータ
壁面・平面のはくり作業に最適なウォータージェットガン!アクアセルロータ
ノズル回転用の駆動モータがないため、軽量&コンパクトで、作業性がよく、洗浄・はくり幅がワイドでノズル回転が高速なため、施工時間の短縮が可能です。
また作業環境がクリーン。バキューム機能を装備しており、作業中のミストを回収します。セーフティセレクタとの組合せで作業者の手元で噴射・停止操作が可能という安全性。
【用途例】
  • *ビルの外壁
  • *劣化コンクリート
  • *浄化槽
  • *橋脚などのチッピング
  • *目荒し
  • *塗膜・ライニングのはくり など
スピンジェット
スピンジェット
高性能の超高圧水発生ポンプから作り出された高圧水をノズル回転しながら噴射するクリーニング力の高さ。低騒音、無振動工法で作業環境の向上が可能。
排水が同時吸引され施工面の清浄性を確保。排水を産業廃棄処分する事ができ、環境にやさしい工法です。
【用途例】
  • *コンクリートやアスファルト舗装路面の塗料・塗膜の除去
  • *汚れ落ちの困難な床、デッキ等のクリーニング
  • *床面の塗料・塗膜の除去 など
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